2020年に登場する新型「iPhone」について、中時電子報が情報を報じている。新型「iPhone」には「A14 Bionic」プロセッサが搭載され、5Gにも対応するという。
中時電子報はサプライチェーンからの情報として、2020年に発売される新型「iPhone」こと「iPhone 12」の情報を報じている。
「iPhone 12」に搭載される「A14 Bionic」プロセッサは5nmプロセスを採用し、5Gに対応させるためにQualcommの「Snapdragon X55」モデムチップが搭載されるそうで、同モデムチップは7nmプロセスが採用されるそうで、両チップの製造はTSMCが行うという。
そして「iPhone 12」シリーズは以下のラインナップになるそうだ。
- iPhone 12：5.4インチと6.1インチ（OLED）
- iPhone 12 Pro：6.1インチ（OLED）
- iPhone 12 Pro Max：6.7インチ（OLED）
「iPhone 12 Pro」シリーズについては、TOF（Time Of Flight）をサポートした3眼カメラが搭載されると言う情報もある。
プロセッサについては、「iPhone 12」シリーズ全モデルに「A14 Bionic」プロセッサが搭載され、製造するTSMCは2020年4月〜6月に量産を予定している。
AppleとQualcommは昨年和解に達しIntelのスマートフォン向けモデム事業を買収したが、「iPhone 12」シリーズにはQualcommの｢Snapdragon X55｣が採用され、現時点で同モデムチップはSub-6GHz帯とmmWave（ミリ波帯）の両方をサポートする唯一の5Gモデムチップのため、Appleは各国の5Gに応じてファームウェアでSub-6GHzのみのサポートとデュアルバンドのサポートを切り替えて提供していくようだ。
他にもAppleは2020年前半にも「A13」プロセッサを搭載した「iPhone SEの」の後継モデルを発表するとも報じており、TSMCの7nmウェハ工場の需要は高い推移が維持されると予測されている。
Source: 中時電子報