私はiPhoneユーザー全ての方に万が一に備えて、「iPhoneを探す」機能をONにするよう強く勧めている。
この機能のお陰で紛失したiPhoneが手元に戻ってきた方を何人も知っている。逆にこの機能をOFFにしていたため、大切なiPhoneを失った方も知っている。
全てのiPhoneユーザーの方へ、もう一度自分の持っているiPhoneが「iPhoneを探す」機能がONになっているかを確認してほしい。
「iPhoneを探す」機能をONにする方法
- ホーム画面で設定アプリを起動
- 一番上のユーザー名が表示されている部分をタップ
- iCloudをタップ
- iCloudを使用しているAPP項目で「iPhoneを探す」をタップ
- 「iPhoneを探す」と「最後の位置情報を送信」をスライドされONにする
- サインイン画面が表示されたらApple IDとパスワードを入力して終了
これで準備は完了。
一応iPhoneを紛失した時に表示されるかを確認する方法も記載しておこうかと思う。
iPhoneへ「iPhoneを探す」アプリを使用
- iPhoneにプリインストールされている「iPhoneを探す」アプリを起動
- Apple IDとパスワードを入力
すると「iPhoneを探す」機能をONにしてるiPhoneの場所が表示される。多少の位置の誤差はあるが、表示されていれば問題ない。
この時オンラインのデバイスには左側に黄緑色の丸印が、オフラインのデバイスには灰色の丸印が表示される。
青色の丸印は「このiPhone」と表示されているはずなので、それはそれで問題ない。
万が一iPhoneを紛失してしまった場合
万が一iPhoneを紛失してしまった場合、iPhoneを持っている方(例えば友人や恋人など)からiPhoneを借り、「iPhoneを探す」アプリでiPhoneの場所を探し出すことも可能となる。
またWEB上からも確認できる。
以下のページにアクセスしApple IDとパスワードを入力することでiPhoneの位置を確認できる。
しかし、悪意ある人物に盗まれた場合など、iPhoneの電源をOFFにされる(オフライン)場合もある。そんな時は、最後にオンラインだった場所が表示されるので、何かしらのヒントにはなるのではないだろうか。
「iPhoneを探す」機能でiPhoneが見つかった印象深い出来事
友人の話。
ある日の金曜日、酔ってタクシーで帰宅、翌朝iPhoneを紛失したことに気付く。
すぐさまiPadで「iPhoneを探す」アプリで確認するもiPhoneはオフライン。示す場所はみんなと飲んでいたエリア内。
土曜日は飲み屋やタクシー会社などに問い合わせるもiPhoneは見つかることなく、時間だけが過ぎる。
翌日の日曜日も探すが発見できず。
そして、諦めかけていていた月曜日。
あることがきっかけでiPadの「iPhoneを探す」アプリを起動。紛失しているiPhoneがオンラインに!
その場所は某警察署付近。まさかッ!と思い警察に問い合わせる。紛失したiPhoneは警察に届けられていた。
どうやら電源が落ちた状態で金曜日の夜に警察へ届けられたようだ。落とし物を取り扱う部署が土日休みだったため、月曜日にiPhoneを充電して持ち主を探そうとしていたようだ。
最初に警察に問い合わせることが大切だったが、「iPhoneを探す」機能をONにしていたので手元に戻ってきたということになる。
ここからは詳細を語ろう
まず、iPhone紛失した日。
丁度友人と会う約束をしていた私の元へ、友人はiPadのFacebookのアプリから電話を掛けてきた。
そこで友人のiPhone紛失を知り、私が以前使用していたiPhoneを貸し出すことにした。(このiPhoneには格安SIMを入れ予備としていた)
さらに友人と会う時に連絡が取れないと困るので、私の電話番号をメモらせた。
友人は紛失したiPhoneを「紛失モード」にして、万が一オンラインになった時に私の番号が表示されるようにしていた。
- iPhoneの紛失モードにする時は以下の手順で可能となる。
- 「iPhoneを探す」アプリを開く
- 紛失したiPhoneをタップ
- アクションで「サウンドを再生」「紛失モード」「iPhoneを消去」が選べる
紛失したiPhoneが発見された月曜日の朝10時頃、電話が掛かってきた。
なんと友人の名前が表示されているではないか!電話に出てみると「もしもし」とだけ言っている。私も返答しているが、電話を切られる。
「???」
となった私は、友人へ貸し出している私のiPhoneに電話を掛けてみる。
友人に紛失したiPhoneから連絡が来たこと、話ができなかったことを伝えると、衝撃的な事実が。
友人のiPhoneは、スピーカーモードにしないと相手の声が聴こえない致命的な故障をしているそうだ。だから友人のiPhoneから掛かってきた電話も、私の声は届かず相手も切ったのだろう。
もちろん相手とは警察の方だ。
落とし物として警察に届けられたiPhoneの持ち主を探すため、電源を入れると紛失モードとなっており、そこに私の電話番号が表示されていたのだろう。
警察の方は友人のiPhoneから私に連絡をしてみるものの、電話口、つまり私は無言である。(iPhoneが故障しているので私の声は届いていない)
警察の方もそんなことは知らないだろうから、迷惑だったに違いない。
そんな故障しているiPhoneとは知らず、私も友人のiPhoneに電話を入れるも応答しているが反応なし。なので友人が持っている貸したiPhoneへ連絡を入れ、オンラインになっているはずだから「iPhoneを探す」機能で場所を特定するように伝えて、警察署に辿り着いたということだ。
今となっては最初にiPhoneを紛失したエリアの警察署に問い合わせるのが最優先だっと思う。それはそうなのだが、もし友人が「iPhoneを探す」機能をONにしていなければ、警察署にたどり着いたかどうかは不明だ。
ちなみに、「iPad を探す」「iPod touch を探す」も「iPhoneを探す」機能を設定する方法と同じである。これらを設定するとペアリングしている「Apple Watch」や「AirPods」も自動的に設定される。
「Macを探す」を設定するには以下方法で可能だ。
- ディスプレイ左上のAppleマークをクリックしメニューを開く
- 「システム環境設定」>「iCloud」の順にクリック
- 「Mac を探す」のチェックボックスを選択してONにする
iPhoneユーザーの方は、ぜひ「iPhoneを探す」機能をONにするように、強く、強くオススメする!