昨年の発表で、フリーでオープンソースのメールクライアント「Thunderbird」のAndroid版が開発中であり、2023年夏に公開予定であることが明らかにされました。そして先日、「Thunderbird」のiOS版も開発が進められていることが確認されました。
この情報は、Mozillaが公開した2022年度の決算報告書に記載されており、Android版の開発発表時にはiOS版は検討中であると述べられていました。しかし、報告書では、「我々の使命は（中略）Thunderbirdの体験をAndroidとiOSに拡大することです」と述べられ、「2023年後半になると、iOS開発者を採用し、Thunderbird on iOSの基盤構築を開始する予定です。iOS版を我々の計画に追加するための準備はほぼ整っています。」と明言されています。
Android版は、オープンソースのメールアプリ「K-9 Mail」を統合・刷新する形で、今夏に正式リリースされる予定です。一方、iOS版の開発は今年後半からスタートする予定であり、したがってリリースはさらに遅れることが予想されます。
「Thunderbird」は、多くのユーザーに愛される信頼性の高いメールクライアントであり、Android版の開発に続いてiOS版の開発も進行中というニュースは、多くのユーザーにとって喜ばしいものです。iOSユーザーも近い将来、高品質なメール体験を「Thunderbird」で享受できることを期待しています。
Source: iGeneration