デザインが刷新された新型「MacBook Pro」シリーズの16インチモデルは、早ければ今夏にも発売される可能性が浮上してきた。
新型「MacBook Pro」について、発売が2022年までずれ込む可能性があるとの情報も浮上していたが、今回の情報では新型「MacBook Pro」の16インチモデルは早くて今夏にも発売される可能性があるようだ。
Appleは複数の新型Macを用意しているようで、まずは16インチの新型「MacBook Pro」を早ければ今夏にも発売予定としており、それに続き刷新された新型「MacBook Air」やローエンドモデルの新型「MacBook Pro」の14インチ、そして新型「Mac Pro」が発売される予定のようだ。
さらに「Mac mini」のハイエンドモデルやより大きなディスプレイを搭載した新型「iMac」の開発中で、これら「Mac」には現行の「M1」チップの性能や機能を上回る新型プロセッサの搭載も予定されているようだ。
新型「MacBook Pro」
14インチモデルと16インチモデルが用意される予定で、デザインが刷新される。
マグネット式のMagSafe充電器、ポート拡充(Thunderboltポート増設、HDMI、SDカードスロット)の搭載が予定されている。
コードネーム「Jade C-Chop」と「Jade C-Die」という2つのチップが新型「MacBook Pro」向けに用意されており、どちらも高性能コア8個、高効率コア2個の合計10コアに。
グラフィックスコアは16コアもしくは32コアのバリエーションが用意される予定。
最大搭載メモリは64GBで、機械学習タスク処理のNeural Engineも改良。
この新型「MacBook Pro」の発売により、intel製チップ搭載の「MacBook Pro」は終売となる見込み。
新型「Mac Pro」
市場への投入は2022年に予定。新型「MacBook Pro」向けチップの2倍または4倍の性能を有する2種類のチップを搭載予定としている。
新型「Mac Pro」向けのチップは、コードネーム「Jade 2C-Die」と「Jade 4C-Die」と呼ばれ、16個または32個の高性能コアと4個もしくは8個の高効率コアで構成される20コアもしくは40コアのチップとなり、グラフィックスは64コアと128コアの2種類が用意される。
デザインについては、現行モデルの小型版のようなものとなるそうだ。
新型「iMac」
Apple Siliconを搭載するより大型の新型「iMac」は開発が進められていたものの、24インチ「iMac」の発売に集中するため、数ヶ月前より開発は停止されているとのこと。
新型「MacBook Air」
早ければ2021年末にも発売予定。
デザインは刷新されコードネーム「Staten」と呼ばれる新型「MacBook Air」向けチップが搭載される。
「Staten」は「M1」チップと同じ数の高性能コアが搭載されるが、動作周波数が高められグラフィックスコアは7〜8コアから9〜10コアに増える予定。
このチップを搭載したローエンドモデルの13インチ「MacBook Pro」の発売も計画中とのこと。
Source: Bloomberg