台湾の半導体製造会社であるTSMCは、次期「iPhone」用の「A12」チップを7nmプロセスで製造する予定である、とDigiTimesが報じている。
「A12」の独占的供給で収益を大きく上げる
「iPhone X」と「iPhone 8/8 Plus」に搭載されている「A11」チップは、10nmプロセスで製造されている。
これが7nmプロセスで製造されることによる恩恵は、製造プロセスの微細化でチップの小型化が実現し製造コストが下がる点と、チップ内の配線が短くなり省電力化や高速化が期待できる点だ。
すなわち「iPhone X」や「iPhone 8/8 Plus」よりも価格が安くなり、バッテリー持ちがさらに良くなり、また高速化が期待できるということになる。
これら「A12」チップはTSMCが独占的に供給するとの見方が強く、同社は2018年下半期に予想以上の収益を上げる可能性が大きいとみられている。
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(Via: DigiTimes)